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事業コンセプト

年間約500件の新規事業計画書をレビューしているエムアウトが事業計画書の書き方を伝授します。

『事業コンセプト』とは、どんなビジネスなのかを一言で簡潔に表したものです。
もう少し具体的にいうと、そのビジネスが「誰に」「何を」「どのように」提供していこうとしているのかを簡潔に整理したものです。
コンセプトが明確であれば、今後の方向性が揺るがないものとなります。
また、この事業コンセプトをもとに具体的なビジネスプランをつめていきますので、その意味でも重要な部分であるといえます。

例えば、アスクルの場合は総務課の購買業務を一冊のカタログですませられ、かつ注文した商品が“明日来る”という事業コンセプトを考えました。

アスクルは、文具・事務用品メーカーのプラスが新規事業として始めたアスクル事業をもとに、分社独立した会社です。
顧客である総務課にカタログを配布し、ダイレクト販売を行うというビジネスモデルに独自性はあったものの、サービスイン当初の取り扱い商品は自社商品のみでした。

自社商品という枠だけで捉えると、満を持しての商品ラインナップだったようですが、

その結果、顧客から
「アイテム数が少ない」
というフィードバックを受けたそうです。

普通は自社商品を追加で開発しようということになりがちですが、アスクルが考えたのは、事業コンセプトを最も早く実現できる方法でした。

この顧客の声を事業コンセプトに立ち返って捉え直すことで、自社商品だけの取扱いに固執することなく、アイテムがなければ、アイテムを持っているメーカーと組んでプライベートブランドとして発売する。という選択肢を選んだのです。
この選択が事業成功への大きな転機であったことは間違いないでしょう。

この例からも、ことあるごとに立ち返ることができる、明確な事業コンセプトを立案することが非常に重要であることをお分かりいただけると思います。


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阿野武士


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