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ビジネスモデル

年間約500件の新規事業計画書をレビューしているエムアウトが事業計画書の書き方を伝授します。

『ビジネスモデル』の項では、以下の要素をできるだけ分かりやすく図示します。

・このビジネスに関係するプレイヤーは誰なのか?
・各プレイヤーは相互にどのような関係性を持つことになるのか?
・このビジネスは誰にどんな付加価値(サービス・商品)を提供するものなのか?
・IT、生産拠点、店舗など、どのような仕組みでビジネスを成り立たせるのか?
・このビジネスはどのプレイヤーからどのように課金するのか?
・その課金は何に対する対価なのか?
・課金の金額、あるいはパーセンテージなど

書き進めていくと、さまざまな要素を盛り込みたくなってくるものですが、ここではあえて、「分かりやすく」「シンプルに」を心がけましょう。
特に新規事業の場合は、これまで世の中に同様のビジネスモデルがない場合も多いわけですから、初めて目にした人にとっても理解しやすいようにシンプルに表現する必要があります。

また、新規性の高いモデルを図示するにあたっては、同じ業界における旧来型のビジネスモデルと比較するという手法も有効です。
プレゼンテーションを受ける側からすると、よく知っている旧来型のビジネスモデルと比較して説明を受けることで、そのビジネスモデルの新規性や優位性などが頭にすっと入ってきやすくなります。

〜発想のヒント〜


【ビジネスモデルの転換(課金方法)】

課金する相手、方法を変えることで、新しいビジネスモデルが生まれる場合もあります。
直接のサービス提供先である消費者には課金せずに、事業者側に課金するフリーペーパーモデル。
物を販売して一括で代金を回収するのではなく、メンテナンス契約として随時課金していくようなモデル。いずれも、顧客を含めた関係者のニーズを把握し、それらをうまく組み合わせる発想がポイントとなります。


【ビジネスモデルの転換(バリューチェーン)】

代表例としてユニクロのような、SPA【Specialty Store Retaier of Private Label Apparel】が挙げられます。
従来、アパレル業界は素材メーカー・縫製工場〜アパレルメーカー〜百貨店・専門店等の小売業によって構成されていて、川上から川下の3段階で付加価値が配分される構造となっていました。

これに対して、ユニクロは素材メーカー・縫製工場〜SPAという形に、バリューチェーンを再編しました。これにより、中間プロセスの付加価値を取り込んでしまうことで高利益を実現しています。モデルとしてはリスクは高いですが、順調に商品が流れるようになると付加価値が極めて高いビジネスとなります。


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阿野武士


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